調べ上げた風邪&インフルエンザの予防と、ひきはじめのを対処方法を一覧にしておきました。
以下の4段階で評価しました!
◎…絶対やるべき
◯…やった方がいい
△…やってもいい
×…やるな!
方法 | 評価 | 備考 |
手洗い | ◎ | 1番簡単で、1番予防に効果がある |
運動 | ◎ | 手間だが、かなり予防に効果がある |
顔を触らない | ◎ | ほとんどの風邪の感染経路は、手→目or鼻。触らなければ感染しない |
プロバイオティクス | ◎ | 風邪を引く確率が17%減など、いくつかの実験あり |
愛情のある看病 | ◎ | まさかの科学的な検証済み。風邪の期間が1日減る |
ビタミンD | ◎ | ビタミンDレベルが低い人が摂取すると、約50%風邪になる確率減 |
亜鉛 | ◎ | 風邪にかかって24時間以内に、粘膜から直接吸収すると効果あり |
睡眠 | ◎ | 7時間は寝た方が良さげ。7時間未満になると、かなり風邪をひく |
紅茶 | ◯ | インフルエンザウイルスには、効果があり。飲むだけで効果があるかは不明 |
ハチミツ | ◯ | 市販薬レベルで咳がおさまったという実験あり。ただしプラセボかも… |
温かい飲み物 | ◯ | プラセボだけど、気分が良くなることは確か |
ホットレモン | ◯ | ハチミツ+温かい飲み物+ビタミンC。ビタミンCは、風邪治療効果確認済み |
ビタミンC | ◯ | 予防にはならないが、風邪の期間を約10%短くしてくれる |
鼻うがい | ◯ | ミシガン大学の実験で検証済み |
ブルーベリー | ◯ | 風邪の期間が3割減 |
冷たいシャワー | ◯ | 研究の数字だけ見ると、なかなか優秀 |
マスク | △ | 実は、ほとんど効果はないかもしれない…。情報不足 |
蒸気吸入 | △ | 喉のネバっとした粘液が流れやすくなるはずだが、それ以外の効果はない |
ヴェポラップ | △ | メントールは、鼻をすーっとさせてくれる。科学的な検証結果なし |
チキンスープ | △ | 体内の炎症をよくする効果はありそうだが、風邪に効くかは未知数 |
ニンニク | △ | 風邪予防に効きそうという実験はあるが、証拠不足感は否めない |
酢によるうがい | △ | プラセボはありそう… |
感情に嘘をつかない | △ | 面白い話だが、根拠が不足しているかも… |
加湿器 | × | 残念ながら、実験では、全く効果がなかった… |
朝鮮人参 | × | 免疫系に働くことは分かっているが、風邪に効果的かは全く分かっていない |
抗生物質 | × | アメリカ疾病予防管理センターも風邪には効かないと言っている |
水分摂取 | × | 脱水もいけないが、特に水分を大量に摂取したところで、風邪には効かない |
断食 | × | 断食で風邪が治るという主張には根拠がない。風邪の時は、栄養を取ろう |
寒くなってきたということで、風邪予防について、まとめていきます。
- 風邪予防策
- 風邪を治す方法
- 風邪をひきやすい状況
- 1 風邪予防に運動が効くよ
- 2 手洗いが最強っぽい
- 3 うがいは、効きそうって程度
- 4 インフルエンザには、紅茶だ!
- 5 正直に生きると、風邪をひかないよ
- 6 冷たいシャワーが、風邪予防になる(サウナ&水風呂)
- 7 ビタミンDで、風邪予防
- 8 鼻を触らない
- 9 マスクは信用しない方が良さげ
- 10 加湿器は、効くかよく分からん
- 11 【対処法】とりあえず亜鉛トローチ&ワイルドベリーだ
- 12 【対処法】ブルーベリー or 緑茶で風邪治癒だ!
- 13 【対処法】ビタミンCは、予防にはならないが…
- 14 ジムでトレーニングしてい人は、風邪をひきやすい
- 15 睡眠不足で風邪をひきやすくなる
- 16 仕事に燃え尽きると風邪をひくぞ
- 17 糖質制限ダイエットで、風邪をひく
風邪予防に運動が効くよ
韓国の博士らが行った調査では、週に5日以上、1回45分の運動を15週間行うと、免疫活動が活発になり、風邪をひきにくくなったそうです。
どれくらいの運動をすれば良いのかというと、ジョギングレベルの運動ですね。
ですが43%って数字はスゴいですよね。
週5は、ムリですが、ジムなんかに行っていれば、週2ならなんとか…
週2で効果があるのか分かりませんが、やらないよりはマシかと思って、大葉せんせいは、運動しております。
手洗いが最強っぽい
手洗いは、今まで多くの調査があったので、証拠が揃っているんですが、
手洗いをすると…
- 風邪にかかる確率が20%減
- アルコールジェルを使うと、欠勤率が43%減
- 消毒液で手を洗うと、喉の風邪が38%減
という感じで、手洗いは無料でできますし手軽ですので、やらない手はないんじゃないかと。
トイレに行ったら必ず手を洗うべきって話なので、普通の人だったら、もうやっていることかと思います笑
しかし色々な調査を見ると、意外と手を洗わない人も多いんですよね笑
みなさん、手洗ってください!
うがいは、効きそうって程度
うがいの研究は、意外と少なくて、日本などで行われた研究では、効果あるよって話になっていました。しかし検証不足感は否めない感じですね。
というのも風邪の感染源が主に、手→目or鼻っていうのが分かっていまして、空気感染は、インフルエンザウイルスぐらいしかしません。
なので、うがいが普通の風邪にどれくらい効果があるんだろうなーって感じですね。
しかしデータ不足ですが、なかなか良い数字が出ているので、手洗いとうがいでセットにしておいても良さそうですかね。
ホントのところの効果は未知数ですが、とりあえずやっておきましょう!
インフルエンザには、紅茶だ!
最近インフルエンザには、紅茶が効くってことが有名になりましたよね。
大葉せんせいがまとめた、最強の飲み物の記事でも紹介したように、インフルエンザ予防に1番効果がある飲み物は、紅茶。
実は、インフルエンザウイルスを無力化するのは、紅茶だけじゃなくて、緑茶やコーヒーやココアなんにもある効能なんですけど、その中でも紅茶がズバ抜けています。
ただし注意点は、紅茶をストレートもしくは、レモンティーで飲むこと!
ミルクティーは、タンパク質と紅茶ポリフェノールが合体して、インフルエンザ予防はできませんよ。
正直に生きると、風邪をひかないよ
風邪をひきたくなかったら、正直に生きようぜっていう不思議な話があるので、紹介しておきます。
イスラエルの研究では、感情を偽る人ほど風邪をひきやすいっていう話になっています。
なんでこんなことになるのかというと、感情を偽るってのが、けっこう大きなストレス原因になっていまして、ストレスが溜まって免疫が上手く機能しなくなっちゃうってことですね。
とくに外交的な人ほど、感情を隠すと免疫がおかしくなっちょうそうなので、「我こそは外交的だ!」と思う方は、特に正直に生きた方が良さげ。
みなさん、自分に正直に生きましょう!
冷たいシャワーが、風邪予防になる(サウナ&水風呂)
- 冷たいシャワー
- サウナ&水風呂
- 温冷の交互浴
これらが前時代的な健康だと思われがちですが、意外とそうではないのだとか。
オランダの医療センターなどでの研究によると、冷たいシャワーを30秒浴びるだけで、風邪をひく確率が減少するそう。
どれくらい効くのかというと…
- 風邪をひく確率を29%減
- エクササイズと合わせると54%減
お手軽さのわりに、かなり効果的な手法ですよね。
冷たいシャワーってのは、10度くらいのシャワーのことで、浴びてみると、なかなか冷たい。
しかも冷たいシャワーと運動を合わせると、効果がさらに高まって、風邪になる確率が約50%になります。
運動は、サイクリングぐらいのもので良さげですね。
なんだか昭和を感じる健康法ですが、30秒しかかからないので、やってみて損はないかと。
ただ、副作用的なものもあって、やりすぎちゃうと、下痢とか、腰痛とかになりやすいんで、しっかりと体を温めてから実践してみてください。
ビタミンDで、風邪予防
ビタミンCではなくて、ビタミンDが風邪を予防するんじゃないかと言われています。
ビタミンDは、太陽光を浴びることで生成されるビタミン。不足すると、かなり健康に悪いことが分かっています。
室内で働く人の9割はビタミンDが不足しているんで、積極的にサプリ摂取していくことをオススメします。
50%も風邪をひきにくくなるっては、なかなかスゴいですよね。
大葉せんせいは、1日に75μg=3000IUのサプリを飲んでいます。
体幹としては、かなり風邪をひきにくくなりましたね。
オススメビタミンDは、これ!
鼻を触らない
つまり風邪の人と、キスしまくっても風邪は基本的にほとんど感染しないのです。
風邪にかかった人が触った、ドアノブ、ボタンなどを触ることで、手にウイルスが移り、その手で粘膜(目や鼻)を触ることで、風邪がうつるのです。
しかし顔を触らないというのは、かなり難しくて、平均的な人は1日に200〜600回顔をさるのだそうです。
だから手洗いが風邪予防にめちゃくちゃ重要なんですよね。
マスクは信用しない方が良さげ
マスクといえば、超定番の風予防法で、やっぱり風邪予防にある程度効果があるのだとか(1)。
どれくらい効果があるのかという研究から、数字を持ってくると…
と、かなりいい感じの数字になっております。
マスクがなんで風邪を予防するのかとうと、鼻を触らなくなるから。風邪の主な感染経路は、空気からの飛沫感染ではなくて、手→鼻の接触感染。
もちろんマスク単体でも効果はありそうですが、証拠を見つけられませんでした…あんまり海外だと、マスクってメジャーじゃないんですよね。
実は、マスクへの効果は、反論も多くて
- コロンビア大学のエレイン・ラーソンは、マスクは、風邪予防に無意味とのこと。
- ジョンホプキンス大学のジャック・グワトルニーJrは、マスクで、目と鼻を24時間覆えば効果があると言っています。
マスクはしてもいいんですけど、やっぱり他の予防もセットでお願いします。
加湿器は、効くかよく分からん
加湿器も風邪予防の定番ですが、意外と風邪効くのか、よく分かっていない方法でもあります。
コクラン共同計画っていう、医療系の調査機関で発表している研究では、効果ありそうだけど検討の余地あるよね感じになっていますね。
もし加湿器を予防で使うなら、他の方法もあわせて使うのが良いんじゃないかと思っております。
加湿器の効果については、諸説ありますよってことで。
【対処法】とりあえず亜鉛トローチ&ワイルドベリーだ
アメリカなんかでは、「風邪は亜鉛トローチで治せ!」みたいな風潮がありまして、実際に効果があるのだそう。
ヘンルシンキ大学が行ったメタ分析(信頼度の高い研究)では、亜鉛トローチで風邪の治りが早くなったそう。
42%っていうと、約半分ですよね。亜鉛トローチを摂取するだけで、風邪が倍速で治るのだったら摂取しない手はないかと。
さらに詳しく、症状別に見てみると…
- 鼻づまりが37%減
- 咳が46%減
- 喉痛が33%減
- 筋肉の痛みが54%減
と、まぁ風邪に効いちゃうワケですよ。
なんでトローチなのかっていうと、喉と鼻に直接届けるのが、重要なのだそう。サプリメントだと、粘膜に直接吸収されることはないですからね。
ということで、粘膜に直接亜鉛を届けるんだったら、トローチがいいかと思います。
しかし問題は、日本の薬局で亜鉛トローチが売ってないこと。海外のものを買うしかありません。
オススメは、エルダーベリーが入っている、この亜鉛トローチですね。
風邪をひいてから注文していたんじゃ、風邪になったときに摂取できないですから、高い物じゃないので常備しておくのが、良いかと思います。
【対処法】ブルーベリー or 緑茶で風邪治癒だ!
意外な風邪治癒方法を紹介しようと思います。
なんとポリフェノールが風邪を治療するんじゃないのかっていう意外な話があります。
ポリフェノールが含まれているオススメの食べ物でをあげると…
- ブルーベリー
- 緑茶
- オレンジ&ミカンなど柑橘系フルーツ
ていう感じですね。ポリフェノール含有量でいうと、ブルーベリーが圧勝です。しかし緑茶の手軽さも良いなーと。柑橘系は、ポリフェノールとビタミンCが同時に取れるので良いなーと。
つまり3割も早く治るようになるそうなので、風邪薬と併用して摂取するのは良いんじゃないかと。
風邪になったら、すりおろしのリンゴを食べさせるのが定番ですが、ブルーベリーが1番良いんじゃないかと思っています。
リンゴにも、ケルセチンっていうポリフェノールが含まれておりますが、そこまで含有量が多くはないのです。
- リンゴ…100gあたり4mg
- ブルーベリー…100gあたり300mg
さすがブルーベリーは、ポリフェノールの王様。
風邪にかかったら、食べさせるべきフルーツは、ブルーベリーだったってことですねー笑
【対処法】ビタミンCは、予防にはならないが…
ビタミンCは、粘膜の機能を助ける役割があるんで、風邪の予防に効きそうなものですが、全く効果がありません。
予防には使えないと言いましたが、部分的に予防できる人もいて、それが普段から運動をしている人。
そもそも運動だけでも風邪を予防できるんですけど、なんでビタミンCで、風邪を予防できるのかというと、ビタミンCが運動の効能を最大化するから。
運動すると、体が酸化するわけです。ビタミンCには、抗酸化作用があるので、運動の効能を最大化できるってことですね。
ジムでトレーニングしてい人は、風邪をひきやすい
ジムでトレーニングしている人は、風邪をひきやすいよーっていう話があるので、全国のトレーニーは要注意!
なんで風邪をひきやすいかっていうと、ジムでトレーニングしている人は、ハードワークなトレーニングをやっているから。
体力を消耗しちゃって、免疫が下がるなんてことが言われてるよね
大葉せんせいもハードワークなトレーニングをした後は、風邪をひいちゃったりします…
さらにジムの機器って、色々な人が触るので、トレーニング器具がウイルスを媒介しているのでしょう。
キツいトレーニングの後の乳酸菌とビフィズス菌が風邪予防に効くよーなんて研究があるので、トレーニングあとに飲むヨーグルトを飲むのが良いんじゃないかと。
トレーニング後にプロテインを摂るのが定番ですが、飲むヨーグルトガブ飲みも良いよねって話でした。
睡眠不足で風邪をひきやすくなる
カルフォルニア大学が睡眠時間と、風邪のひきやすさの関係を調べてくれています。
睡眠時間が
- 6時間未満だと、風邪をひく確率が4.2倍
- 5時間未満だと、風邪をひく確率が4.5倍
睡眠不足は、社会人だったら、頭も回らないし、風邪をひくしで、生産性落ちまくりなワケです。
映画『マイインターン』のアンハサウェイのセリフでも、「睡眠時間が6時間以下になると、風邪をひく確率が4倍以上になるのよ!」と、この研究が引用されていましたが、なかなか恐ろしい数字ですよね。
仕事に燃え尽きると風邪をひくぞ
よく緊張感が切れた途端に、体調が悪くなる人がいますが、科学的にみても仕事で燃え尽きた後は、風邪をひきやすくなるそう。
で、なんで緊張感がとけると、風邪をひきやすくなるのかというと、コルチゾールっていうストレスホルモンで免疫の機能が下がっちゃうから。
ストレスがあると免疫がおかしくなって、風邪をひくんですけど、コルチゾールがバンバン出てると、風邪をひいたことに気づかなかったりするんですよね。
コルチゾールは、興奮剤みたいな作用があって、もともと体調不良なんかを吹っ飛ばす役割があります。
しかしストレスと風邪のダブルパンチで、めちゃくちゃ体に悪いので、避けた方がいい状態なのは、明らかですね。
ということで、仕事などで、ものすごいストレスのかかる状態になってしまったら、風邪に気を付けましょうという話でした。
糖質制限ダイエットで、風邪をひく
流行りのダイエット、糖質制限ダイエットで、風邪をひきやすくなります。
特に気をつけた方がいい人は、トレーニングをしている人ですね。
ただでさえトレーニングで免疫が低下しているのに、糖質制限までやって、ダブルで免疫を低下させちゃったら、絶対に風邪をひきます。
激しいトレーニングをしている人で糖質まで制限している人は、風邪をひきまくっているという心当たりがあるんじゃないでしょうか。
あと普通に糖質制限ダイエットをしている人は、免疫系がおかしくなっちゃうので、やめた方がいいかと。