みなさんは、人とのコミュニケーションで困っている人も多いのではないでしょうか?
大葉せんせいも、コミュニケーションが苦手なタイプでして、なかなか人と仲良くなれないんですよね。
※コミュ障=コミュニケーション障害=人とのコミュニケーションが苦手な人
なんでコミュ障が生まれるのか?
人間は、基本的に1人では生きていけません。この法則は、原始人の時から変わっていないはずなのに、なぜコミュ障が生まれるのでしょうか? 生物的なエラーなのでしょうか?
例えば、もし原始人時代に、全人間が1カ所に集団で住んでいたら、感染症1発で人間という種が絶滅してしまう可能性があります。
しかしコミュ障がボッチとして生きてくれているおかげで、集団の中で感染症が起こっても、種の絶滅を逃れていたワケです。
現代において、別にボッチだからといって本当に1人で暮らしているワケではありませんよね。ボッチでも、コンビニで買い物するし、1人焼肉も行きますし、1人ディズニーだって行く人は行きます…
現代で人間が絶滅するレベルの感染症が起こったら、ボッチだって例外なく、かかって死ぬでしょう。
こうなってしまったら、感染症から逃れられるというボッチの強みもなくなってしまいます笑
メリットもないのにコミュ障ボッチなんか、やってられませんよ!
ボッチは、めちゃくちゃデメリットが大きい
コミュ障を辞める理由はたくさんあります。
友達がいないで、ボッチをやっていると、どんなことが起こるのかだというと
- 1日15本の喫煙と同じくらいの悪影響
- アルコール中毒と同じくらいの悪影響
- 肥満と同じくらいの悪影響
- 運動しないよりも有害
- IQが25%ダウン。推論力が30%ダウン。
とまぁ、怖いぐらいの結果になっているワケです。
喫煙所でしかコミュニケーションを取れないという人は、ボッチになるくらいだったら、タバコを吸った方が健康に良いってことですね。
さらに健康被害だけじゃなくて、頭まで悪くなるっていう。IQ25%って、かなり大きい数字です。
大葉せんせい的には、別にコミュ障・ボッチ自体は、嫌ではないんですけど、付いてくるデメリットが嫌なんですよね。
なのでコミュ障を改善したいなーと。
性格は変えられるのか?
「性格が後天的に変わるのか?」というので有名な実験があります。
ハーバード大学が行った研究で、被験者に「性格っていうのは、後天的に変えられるよー」っていうオンライン授業を30分受けてもらいました。
コミュ障の大きな原因としては、コミュニケーションに緊張し過ぎてしまうというのがありますので、鬱傾向が改善すると、自然とコミュ力も上がるのでしょう。
さらに実は、「人間は、後天的に性格を変えることができる」と信じることが、人間の性格を変えるという研究があります。
キャロル・S・ドゥエック博士の研究で、「後天的に成長できると信じる」だけで、こんなメリットがあるそう。
- 肯定感が高い
- 不安傾向が低い
- ストレス度が低い
- 病気罹患率が低い
コミュ障の原因は、後で詳しく語りますが、コミュニケーションに対して不安に思ってしまうことが原因だと言われています。肯定感が高くて、不安傾向が低くて、ストレス度が低くなったら、性格が変わって社交的になれるってことですね。
実行意図で性格改善
イリノイ大学がした研究では、被験者に性格テストを受けてもらって、16週間後にまた性格を測定しました。
すると、「性格を変えるんだ!」と考えていた人ほど、性格が変わっていたそう。つまり「社交的になるんだ!」と考えていた人ほど、社交的になったということですね。
イリノイ大学の研究でも、諦めなれば性格は変わるっていう結論になっていますね。
行動によって、性格が強化される
社交的になりたいと思っていると、社交的になれるのには、科学的な根拠があります。
社交的になりたいと思っている人は、少なくとも社交的な行動をとったりしますよね。ちょっとでも社交的っぽい行動をすることが、本当のコミュ力につながっていきます。脳自体が変化するのです。
例えば、社交的になろうと思って、普段は話しかけない人に話しかけて、その会話が盛り上がらないかもしれません。しかし、話しかけたことによって、社交性をつかさどる脳の部分が強化されます。これは神経科学では、「長期増強」と呼ばれている現象です。
長期増強(行動の繰り返しで、脳が強化される例)
- バイオリニストは、小脳が大きい。
- 数学者は、下頭頂小葉内の灰白質が増加。
- タクシー運転手は、空間把握に使う海馬が大きい。
「えーでも、職業にするレベルじゃないと意味ないでしょう?」と思った方もいると思もいます。
普段話しかけない人に話しかけることによって、普段話しかけない人に話しかける脳の回路が強化されたってことですね。
コミュ力を手に入れたいんだったら、「コミュ力のあるフリをして、コミュニケーションを取っていくのが、コミュ力改善に繋がりますよ!」って言っても、コミュニケーションが簡単に取れるならコミュ障やってないですよね。
なのでコミュニケーションを取れるようになるかもしれないテクニックを見つけたので、紹介していきます。
コミュ力を上げたいなら、脳みそをアップデートしろ!
長期増強の話のように、コミュ力を高めたいのであれば、コミュ力の高そうな人のやる行動を繰り返せばいいのです。
行動を繰り返せば、脳が発達して、本当にコミュ力がつきます。しかしコミュ障は、コミュ力が付くような行動をすることが苦手ですよね。
if-thenプランニング
if-thenプランニングは、どんな方法かというと、簡単に言うとルールを決めておく方法。
例えば、
- 向かいから知り合いが歩いてきたら、必ず挨拶する
- 新幹線で隣だった人と必ず会話をする
- 挨拶をされたら、天気の話題をふってみる
てな感じでルールを決めておいて、そのルール通り生きていれば、自然とコミュ力ある行動が取れて、自然とコミュ力上がっていくってことですね。
このif-thenプランニングは、行動を起こすためのテクニックとしては、最強として知られているので、コミュ力を身につけたいんだったら、絶対やった方が良いでしょう。
コミュ障ボッチは、コミュ力が高い
実は、会話が苦手な人ほど、他人の心が分かるんじゃねと言われています。南カルフォルニア大学なんかの研究で、コミュ障と普通の人を集めて、人の顔の写真を見て感情を当てるテストをしました。
そのテストのときに、被験者には、2パターンの情報を与えました。
- グループ1は、「コミュ力のテストだよー」って伝えました。
- グループ2は、「一般常識テストだよー」って伝えました。
テストの結果
- コミュ障被験者が、コミュ力のテストだと思っていた場合には、テストの成績が社交的な人以下。
- コミュ障被験者が、一般常識テストだと思ってた場合は、テスト成績が社交的に人以上。
逆に相手の感情なんかを気にならないから、社交的な人は、社交的でいられるのかもしれませんね。「知らぬが仏」てきな笑
自信がある≠コミュ力がある
普段生活していると、自信がある人の方が社交的でコミュニケーション能力に長けているような気がしますが、ホントのところはどうなんでしょうか?
カルフォルニア大学が、自信があることと、コミュ力が高さの相関について調べてくれています。
カルフォルニア大の研究では、コミュ力を5つに分けています。
- 新しい関係の構築
- 自己開示
- 他者の行動への不満の表明
- 感情的なサポートの提供
- 人間関係問題への対処
で、実は自信がある人が、自信のない人よりも得意なのは、新しい関係の構築だけだったそう。
自信のある方には注意していただきたいのが、自信がある人は、自分のコミュ力を過剰に評価しちゃう傾向にあったそう。
普段の生活では、自信のある人の方が圧倒的にコミュ力がありそうなイメージだったので意外ですよねー。
コミュ障のみんな、実はコミュ力あるので、自信を持っていきましょう!
社会不安には、ACTだ
コミュ障でよくあるパターンは、コミュニケーションで不安になっちゃう人。
コミュ障は、会話のときにこんなことを考えいることが多いはず…
- この言葉をかけたら、なんて思うかな?
- 面白い会話できるかな?
- 話題が思いつかないぞ?
大葉せんせいもコミュニケーションを不安を覚えやすい人でして、相手の目を見て会話するのが苦手だったりします。
コミュニケーションから不安を取り除くには、アクセプタンス&コミットメント・セラピー=ACTが良いんじゃないかと言われています。
ACTは、認知行動療法の一種で、簡単に言うと、「自分の感情に気付いて、受け入れることで、不安から早く回復しよう」って方法ですね。
ACTをやると、コミュニケーションのときに緊張すると、「あー自分、コミュニケーションに緊張しているんだなー」と第三者のような視点で自分を見ることができて、緊張に強くなります。
コミュニケーションに対して、緊張がなくなれば、コミュ障はコミュ力が高い場合が多いのですからね。
ACTは、認知行動療法の一種なだけあって、効果は高いので、コミュニケーション不安でコミュ障になっちゃってる人は、試しみるのが良いかと。
カフェインでコミュ力が上がる?
コミュ障が、なんでコミュ力ないかと言うと、コミュニケーションに緊張しすぎているからなんですよね。
つまりコミュニケーションに緊張しなければ、コミュ障は、普通にコミュ力がある場合がら多いのです。
なんでカフェインでコミュ力が上がるのかというと、コミュニケーションの緊張をカフェインのドキドキと間違えちゃうから。
コミュニケーションでドキドキしても、「あーカフェイン摂ったからなー」って思ってしまうので、コミュニケーションの緊張感が紛れるのだそう。
カフェイン摂取のためのオススメのコーヒーは、これですね。
感情を隠すのをやめよう
よくあるコミュニケーションの落とし穴を、紹介いたします。
多くの人は、普段の生活で、感情のままに話したりしないはず。なぜかというと、感情をそのままに話すと人間関係が悪化すると思ってしまうから。
しかし真実は、その逆だったりします。感情は隠さずに、そのまま話した方がコミュニケーションが上手くいく場合が多いのです。
で結論から言うと…
- 感情を隠さない方が人間関係が深まった。
- 感情を隠さないで話をしても、人間関係が悪化することはなかった。
なんでこんな結果になるのかというと、人って意外と感情を出している人を嫌がったりしないんですよね。本当に嫌なのは、感情が読めない人。感情が読めないっていうのは、かなり不気味だったりします。
コミュ障は、大葉せんせいのように、感情を表に出さないことが板についてしまっている人もいるのではないでしょうか?
特にコミュ障って、コミュニケーションに不安を抱えているので、遠慮がちになって、感情を出さなかったりします。それがコミュ障をもっとコミュニケーション下手にしている理由かもしれませんね。
映画や小説でコミュ力アップ
トロント大学の論文だと、読書好きの人ほど共感能力が高いのだそう。共感能力が高いってことは、相手の気持ちを察する能力が高いということで、コミュニケーションには必須の能力ですね。
別に映画や小説にかぎった話ではなくて、ゲームでも、演劇でも、ストーリーがあるフィクションならなんでもコミュ力が上がります。
じゃあなんで、コミュ障に見えるかっていうと、コミュニケーションに対して、極度に緊張しちゃってるからなんですよね。
コミュニケーションに緊張しなかったら、オタクの方がコミュ力は高いはずです。コミュ力を上げるようなものばっかり囲まれているワケですからね。
フィクションなら、なんでもコミュ力が上がるそうですけど、特にコミュ力を上げるジャンルは、純文学という研究もあったりします。
純文学って、人間の内面に焦点を当てている小説なので、納得ではありますよねー。
初対面の人との会話で緊張しない方法
コミュ障にとって、1番難しいコミュニケーションが、初対面の人との会話。
- 初対面の人と話すと、この人、自分のことをどう思ってるんだろうとか?
- この話題に興味あるんだろうか?
- 今の返し、面白くなかったなーとか
っていうことを考えてしまいがち。
こういった不安感が初対面の人とのコミュニケーションを下手にしている要因なのです。
なんで初対面の人と話すときに、強い不安感が襲ってくるのかというと、ハーバード大などの研究では、人は自分のコミュ力を低く見積もっているからなんじゃないかと言われています。
たいていの人は、コミュニケーションで上手くて面白い話をしているワケではありません。
しかし自分のコミュニケーションとなると、
とか考えてしまうもの。
ハーバード大によれば、コミュニケーションには、上手い会話は別に必要ありませんが、緊張していると、相手に緊張が伝わって、変な雰囲気になっちゃうそう。
どうしても緊張しちゃう人は、この記事でも紹介しているACTを、試してください。
【雑学】住む街で性格が変わる
住む街でコミュ力が変わるそうなので、本当にコミュ力を身につけたいのであれば、引っ越すのもアリかもしれません。
ミシガン州立大学の研究では、地理によって性格って変わるよねって話になっています。
よく東京の人は冷たいと言われますが、実際にそうだったってことですね。
人の入れ替わりが少ないっていうのは、同じメンバーで長い時間を過ごさなければいけないってこと。
同じメンバーと長いこと過ごすことが決まっているのに、冷たくしていのでは、不利益が大きくなってしまいます。
極端な例でいうと、人の流動性のない田舎で、冷たい性格をしていたら、村八分にされる可能性があるってことですね。
人間の本能が、そういった流動性のない地域では、性格を優しく変化させた方が生存に有利なので、性格を変えているんでしょう。
まとめ コミュ力を上げる方法
ということで、コミュ力を上げる方法をいろいろと紹介してきました。
紹介した方法をまとめてみます。
- コミュ力は後天的に身につくということを勉強する
- コミュ力を身につけたいと考える
- コミュ力がある人のような行動をする
- ACTに取り組む
- カフェイン摂取
- 大穴…田舎に引っ越す
っていうかんじですね。
上4つが特に効果的かと思います。
大葉せんせいもコミュ障なんで、上4つをやっていこうかなと。
やっぱりコミュ障になってしまう大きな要因は、コミュニケーションに対する緊張なんですね。
コミュ障のみんな、お試しあれ!