8倍の生産性をあげるハイパフォーマーとは?
ハイパフォーマーとはどんな人たちなのでしょうか?
ハイパフォーマーについて、分かりやすく説明している文章を引用させていただきます。
2 0 1 2年 、インディアナ大学が 6 3万人を対象に 、過去最大のハイパフォ ーマ ー研究を行いました 。起業家 、アスリ ート 、政治家 、ア ーティストといった職業を調べ 、生産性が異常に高い人たちの特徴をあぶり出したのです 。
その結果わかったのは 、ハイパフォ ーマ ーたちが 、つねに一般人より 4 0 0 %を超す生産性を上げているという事実です 。 O E C Dの調査によれば平均的な日本人の時間当たりの労働生産性は約 5 0 0 0円なので 、ハイパフォ ーマ ーたちは 1時間ごとに 2万円の付加価値を生む計算です 。
ヤバイ集中力より
なんとハイパフォーマーは、周りの人と比べて4倍の生産性を持っているのです。
しかしこの文章を読んだときに思ったのは、「日本の倍の生産性の国(アイルランドとか)でハイパフォーマーをやっている人は、日本人からしたら8倍の生産性があるってことだよな?」ってこと。
でも普通に考えてみると、8倍って不可能のように思えます。しかしやっている人がいるです。
そこまで生産性を上げるには、正攻法に頑張る以上の何かが必要になってくるはず。その8倍の生産性にする何かを探っていこうかと思います。
友達の近くで働くな
ノースイースタン大学が、友達の隣に座って働いたときの生産性について調べてくれています。
その結果
- 友達の隣だと、生産性が6.7%落ちた。
- 対面に座っても、生産性は落ちなかった。
という感じで、仲の良い人の隣に座らない方が仕事がはかどるでしょう。
座席の位置が決まっている職場では、そんなこと言われても仕方がないかもしれませんが、フリーアドレスの職場であれば、隣の人は選べますからね。
なんで友達の隣に座ると生産性が落ちるのかというと、おしゃべりしちゃうからでしょう。しょうもない理由ですけど、しゃべっちゃいますよねー笑
良い人間関係は、年収700万円に相当するよねって話もありますし、仕事のモチベーションも上がりますからね。
友達とは、対面で仕事するぐらいが丁度良いのかもしれません。
仕事のできるやつの隣に座れ
友達の隣には座るなという話をしましたが、いったいどんな人の隣に座れば、生産性が上がるのか紹介しておきます。
なんと生産性の10%は、隣にどんなやつが座るのかで決まるそう。隣にいる人で、生産性が1割も上下しちゃうってのは、かなり意外な数字です。
なんとなく理解できますよね。生産性のない人の隣に座ると、隣の人が気になっちゃって集中できなかったりしますよね。
ハーバード大学は、もっと詳しく調査してくれていまして、自分がどのタイプかでも、隣にどんな人を置けばいいのかが変わってくるよと発表しております。
ハーバード大学の研究では、仕事の進め方を3パターンに分けています。
- 生産性重視…品質より速さ
- 品質重視…速さより品質
- バランス型…中間
という感じですね。
自分がどのタイプが見極めて、隣に座る人を選んでください。
隣に座るべき人を、簡単にまとめると…
- 仕事ができる
- 自分とは違う仕事の進め方の人
てな感じですねー
カフェで仕事をする、ノマドワーカーは、生産性が高そうな人を見つけて、隣に座ると生産性が上がるよーってことですね。
生産性の高い人の隣に座ると生産性が上がる現象は、サウナでも起こります。サウナに入って、先に入っていた周りの人が全くサウナから出て行かないと、もうちょっと我慢しようかなと思っちゃいますよね。これを心理学では、ピアプレッシャーと言いまして、人間は周りにいる人の影響を受ける生き物。なので生産性が高い人の隣だと、影響を受けて、生産性が高くなるのです。
大手町のスタバなんか行けば、生産性高そうな人がウジャウジャいますんで、オススメです!
労働時間を削れ!
労働時間を増やした方が生産性は上がりそうものですが、実はそうではありません。
人間が生産性を維持できる労働時間は、週40時間が限界で、それを超え続けると、だんだんと生産性が下がってきます(1)。
週60時間労働を4週間続けると、週に40時間しか働いていない人と同じ生産性になってしまいます。
初週は、まだ生産性が落ちていないので、働いた分だけ1日あたりの生産性は上がりますが、6週目に入ると全く残業していない人よりも、生産性が落ちてしまうのです。
1時間あたりの生産性は、初週から40時間労働時間の人の方が高いですからね。残業なんてするだけムダっていうことですね。
立って作業しろ
立って作業するのは、かなりオススメ。1番簡単で、1番生産性が上がります。
1.46倍って数字は、テキサス大学がコールセンターで行った実験ですね。
ただし条件があって、1日の立っている時間を1時間36分以上確保する。効果がで始めるのが1カ月経ってから。っていう感じで、2カ月試せば効果が出るらしいので、やるなら続ける覚悟でやらなければいけません。
座って作業していると、なんだか眠くなってくる時間ってありますよね。しかし立って作業すると、眠くなることはほとんどありませんし、集中力が続く感覚があります。
ストレスも、ときには良いよね
ストレスがあるのは嫌なものですが、考え方によっては、生産性を上げることもできるのだとか。
ストレスに対する考え方は2パターンあって
- ストレスって、集中力を上げてくれるから、生産性が上がるよね
- ストレスって、苦しいから、避けたいよね
と言い感じで、ストレスに対して、ポジティブに考えるタイプとネガティヴに考えるタイプがいます。
マンハイム大学の研究によれば、ストレスをポジティブに考えている人の方が、モチベーションが上がり、詳しく予定を立てる傾向にあったのだとか。
ストレス=ドラクエのモンスターと考えると、経験値をもらえる敵くらいに考えられて、気楽かと思います。
ストレスが次々に襲ってくる=
=ウッホー、経験値ガッポリだぜー!
ストレス嫌だなーと考えていても、なんのメリットもありませんからね。
TODOリストを作れ
TODOリストを作れなんて、多くのビジネス書に書いてありますが、本当にTODOリストは、効果があるのでしょうか?
「TODOリストが、なぜ生産性を上げるのか?」社会心理学者のロイ・バウマイスター博士がおっしゃっていました。
なんでTODOリストを作ると、生産性が上がるかというと、人間はタスクが積み重なると、どうしても生産性が落ちてしまうから。
やりたいことが10個ある場合、人間はもちろんタスクを1個ずつしか取り組めません。しかし脳は、残り9個のタスクについて考えてしまうんです。人間の脳もパソコンのCPUも同じく、常にバックグラウンドで多くのタスクが動いている状態ということですね。
タスクがたくさん積み重なると、脳のリソースが今取り組むべきタスクに集中できなくなってしまうのです。
TODOリストが生産性が上がるのは分かったので、どうやってTODOリストを作成するのが効果的なのでしょうか? 解説していきます。
TODOの作り方
TODOリストを作ると、生産性が上がることは、バウマイスター博士が言っているとおりですが、どうTODOリストを作成すれば、効果的なのでしょうか?
TODOリストを作るのに大事なのは、この4つ
- 問題発生を予期しろ
- 質問系でつくれ
- 空き時間を組み入れよう
- いつ、どこでも書く
TODOリストを作るときのポイントをそれぞれ解説していきます!
まずは、問題発生を予期しろというポイントを解説してきます!
問題発生を予期しろ!
実はTODOリストには、弱点があって、TODOリストのタスクをやっている最中に邪魔が入ると、効果がかなり低くなります。
邪魔とは、タスクを行なっている途中に話しかけられたり、電話が来たりすることですね。
問題発生を予期して、TODOリストを作ると、タスクの途中で邪魔が入っても、TODOリストを効果的にやるとげられます。
TODOリストは、質問系で作れ
TODOリストは、宣言文よりも質問文の方が実行する可能性が高くなります(1)。
つまりTODOリストは、「運動を30 分する」じゃなくて、「大葉せんせいは、30 分運動をするのか?」とした方が良いってことですね。
宣言文より、質問の方が達成率が高くなることを心理学で、「問いかけ行動効果」と言います。
空き時間をTODOリストに組み入れよう
IQが落ちたら、生産性も上がらないので、時間に余裕を持っておくことが大事。
ですが人間は、作業の時間を見積もるのが苦手でして、だいたい実際の作業時間よりも見積もりを少なくしちゃうんですよね。
ブログ1記事かくのに、1時間と見積もっていても、実際に作業してみると、1時間半かかったりしますよね。
TODOリストをパンパンに詰め込んでいた場合、見積もり時間を間違えると、次のタスクをやる時間がないという状況がうまれてしまいます。そうなると、IQが下がってしまうので、1日のTODOリストが全く意味をなさないでしょう。
ブログ記事執筆を1時間でTODOリストに組み入れていて、実際には1時間半かかったとしても、ブログ記事執筆の後に何も予定がなければ、時間がなくなって焦ることもない。つまりIQが下がらなくて済むので、高い生産性を維持することができるでしょう。
TODOリストに、いつ・どこでやるのかを書いておく
TODOリストは、やることだけを書いている人が多いと思いますが、いつ・どこでやるのかも書いておきましょう。
これを心理学では、「実行意図」と呼んでいて、TODOリストの達成率を大きく上げる、やり方として知られています。
つまりTODOリストは、「運動をする」じゃなくて、「朝起きて、歯を磨いたら、ジムに行って2km走る!」と決めるべきなのです。
TODOリスト作成の4つのポイント
問題発生を予期しろ
- 質問系でつくれ
- 空き時間を組み入れよう
- いつ、どこでも書く
を取り入れれば、かなり生産性を高めるTODOリストを作れるはずです。試してみてください!
シングルタスクに絞れ
マルチタスクにどんなデメリットがあるのかというと…
- IQが15ポイント下がる
- 生産性が40%減
- 作業時間が50%増
- ミスが50%増
てな感じで、かなり悪い数字が並んでおります。
マルチタスクを普通に止めると、脳内にタスクを残してしまって、脳の処理能力が落ちてしまいます。
マルチタスクを止めると同時に、TODOリストを作ると、かなり効果的でしょう。
簡単なタスクから手をつける
マルチタスクをシングルタスクにしたときに発生する疑問が、「どのタスクから処理するべきなの?」ってこと。
みなさんも体験したことがあると思います。「掃除を普段はしないのに、1度始めたら集中して掃除ができた」こんな経験ありますよね。
モチベーションは、やり始めると意外と上がっていくものなので、小さいタスクから始めて、じょじょにモチベーションが上げていくのがいいでしょう。
できれば通勤はしない方がいい
在宅勤務が、かなり生産性を上げることが分かっています。
通勤って、かなりストレスですからね。通勤がなくなるだけで、これだけ生産性が上がるなら、家で仕事したほうが圧倒的に良いですよね。
しかも在宅勤務は、通勤時間がなくなるので、自由な時間がそれだけ増えるってのがメリット大きいですからね。
あえて1カ所に集まって、仕事をする意味はないんじゃないかと。もし在宅勤務も選べる環境なのであれば、在宅勤務を推奨します。
生産性を8倍まで上げるには、労働時間以外の使い方も大切
今まで紹介した方法を全て実践すれば、かなり生産性は上がると思います。しかしそれだけでは、8倍の生産性は生まれません。
仕事以外の面でも、能力を上げていく必要があります。
大葉せんせいの他の記事で、生産性が上がりそうなものを紹介していきます。
知能を限界まで上げろ!
生産性を上げるためには、今回紹介した仕事術以外にも、根本的に知能を上げる方法もあります。
知能を上げるためには、普段の生活を大きく変えなければいけないので、大変かもしれませんが、効果はかなり大きいかと。
知能の上げ方は、この記事を参考にしてください
生産性を上げるオススメアイテム7選
大葉せんせいも色々と愛用しているので、その中でもオススメの商品を集めました。
猫のカレンダーなんて、44%も生産性が上がるっていう研究がありますからね笑
それだけで生産性が上がる可能性があるのですから、買わない手はありません。
生産性を上げるオススメのアイテムは、この記事を参考にしてください!
時間感覚ハック
生産性は、人間の時間感覚と密接につながっています。
なので必ず時間に余裕を持って、タスクに挑むことが必要なのですが、現代に暮らしていると、なかなか難しくもあります。
例えば、スマホをよく使う人は、1時間を50分程度に感じているそうで、時間がないと思いがちだったり。時間感覚っていうのは、簡単に狂ってしまうので、時間感覚を正常に働かせるためには対策が必要になってきます。
その対策について、網羅的に紹介した記事を書いていますので、参考にしてください!
飲み物で生産性をあげる方法
最後に1番簡単で、大きく生産性を上げる方法を紹介します。
それは、生産性が上がるような飲み物を飲むこと。大葉せんせいも、色々な飲み物を試しているんですけど、かなり生産性が上がるものもあります。
例えば、コーヒー+テアニンで、集中力が10%上がったりします。
飲み物を帰るだけで、生産性が上がるってのは、かなり手軽に始めれるので良いですよね。
オススメは、コーヒー・緑茶・ココアです。詳しくは、この記事をご覧ください!