【科学的に考える】結婚のメリットとデメリット

 

結婚のメリット

 

結婚と健康

 

結婚している人は、独身の人と比べて、 長生きする傾向にあって、脳卒中や心臓発作が少ないとされています。

 

英国循環器学会の発表によると、心臓発作を起こした人の中で、結婚している人は、していない人に比べて14%も生存率が高いのだそう。

 

結婚が健康に良い理由は、いくつかありまして、

  • 結婚をしていると、独身者よりもストレスホルモンと言われるコルチゾールの分泌が少ないこと
  • 結婚をしている人は、栄養バランスが取れた食事をしがち

っていうのが、大きな原因かと思われます。

 

ただし結婚のメリットが得られるのは、結婚の満足度が高い場合だけなので、一概には言えませんが、幸せな結婚ができるなら、それなりにメリットがありまそうです。

 

結婚と知能

 

孤独に暮らしているよりも、人とのコミュニケーションがある方がボケにくいのは、いうまでもありません。

 

ミシガン州立大学調査でも、結婚している人は、ボケにくいっていうデータになっています。

 

つまり結婚していない人ほど、ボケやすいということですね。

 

しかし、「結婚した方が良いよ!」と簡単に言えないのが難しいところで、離婚しちゃうと、結婚しているよりも2倍ボケやすくなるのだそう。

 

結婚してボケにくくなる効果も、人とのコミュニケーションが増えるからという前提があるからなんですけど、結婚したせいでコミュニケーションがすぐなる人もいますよね。

 

大葉
となると、一概に結婚が認知機能に良いよーとは言えないのかもしれませんね。

 

結婚とメンタル

 

ジョージア州立大学の研究では、結婚には、メンタルを安定させる効果があるそう。

 

昭和的な価値観で、結婚している人がまともな人間に見えるのは、あながち間違いじゃないってことですね。少なくとも、メンタルが安定している確率は、高そうです。

 

しかしその研究では、結婚のメンタル安定というメリットが当てはまるには、条件があることが分かっていまして、年収が6万ドル以下の人だけに限るそう。

 

ということで、年収が高い人はメンタル的な結婚のメリットはありません。

 

結婚でメンタルが安定するのは、収入が2馬力になるからなのかもしれませんね。

 

結婚のデメリット

 

結婚と男性ホルモン

 

男性ホルモンは、痩せやすくなったり、やる気が出たり、モテやすくなったりと、なかなか有能です。

 

しかし結婚をすると、男性ホルモンが減っちゃうんじゃないかと言われています。

 

コペンハーゲン大学が、男性ホルモンの値を測って、10年後にまた男性ホルモンの値を調べるという調査をしてくれています。

 

その調査によると、結婚きていた人は、結婚していない人に比べて、男性ホルモンの値が低下していたそう。

 

大葉
かといって、男性ホルモンが下がるから、結婚しない方がいいとは言えないけどね笑

 

なので結婚した人は、男性ホルモンを増やす取り組みを行えばいいんじゃないかと。筋トレとかね。

 

結婚と経済学

 

ロンドン大学が、人間関係をお金に換算するといくらになるのかというのを発表してくれています。

  • 結婚がもたらす幸福度は、年105,000ドル分の価値
  • 別居がもたらす不幸度は、年255,000ドル分の損失
  • 離婚がもたらす不幸度は、年34,000ドル分の損失
  • 配偶者の死がもたらす不幸度は、年308,000ドル分の損失

ということで、結婚はやっぱりメリットがあるようですけど、結婚生活が上手くいかないと損失の方が大きくなるようです。

 

別居状態だと、結婚の約2.5倍も損失がありますからね。下手な結婚はしない方が良いのかもしれません。

 

大葉
結婚は、デメリットも予想されますね

 

最適な結婚とは?

 

結婚の最適なタイミング

 

結婚に最適なタイミングなんてあるのでしょうか?

 

実は統計的に結論が出ていまして、25歳〜32歳がベスト!

 

25歳の結婚は、24歳の結婚よりも11%も離婚率が低くなります。若すぎる結婚というのも、考えものということですね。一概には言えませんが…

 

さらに32歳を超えての結婚は、1歳ごとに5%も離婚率が高まるそう。

 

大葉
少なくとも、学生のうちは結婚しないという社会の風潮は、間違っていないかと思われます。

 

結婚と交際期間

 

交際期間にも、正解と言える期間がありそうです。

 

エモリー大学の研究によれば、1年以上交際してから結婚した夫婦は、1年未満の交際で結婚した人よりも20%も離婚率が低いのだそう。

 

さらに3年以上交際すると、さらに離婚率が低くなるそうなので、できれば3年以上交際した方が良いと言えるでしょう。

 

ただ3年以上付き合っても離婚する人もいますんで、それぞれのタイミングがあるかと思います。

 

結婚と見た目の良さ

 

結婚相手を探すにあたって、見た目の良さは、重要なのでしょうか。

 

フロリダ州立大学が調べてくれています。人間は、おおよそ2種類に分類できて、それによって見た目を重視した方が良いのかは決まってくるのだそう。

 

2種類の人間とは…

  • マキシマイザー…最高の結果じゃないと、納得できないタイプ
  • サティスファザー…そこそこの結果で、満足できるタイプ

 

研究では、マキシマイザーは、見た目の良い人と結婚した方が良さそうとのこと。

 

大葉

人生の満足度は、サティスファザーの方が高いよっていう研究もありますので、サティスファザーになって、そこそこの見た目の人と結婚するのが良いのかもしれません。もちろんサティスファザーも、美男美女は好きでしょうけどね笑

 

 

自分がマキシマイザーなのか、サティスファイザーなのかを見極めて、マキシマイザーなら見た目を重視するのは、戦略的でよろしいんじゃないかと思われます。

 

結婚と同棲

 

結婚する前に同棲するのは、アリかナシかをスタンフォード大学が調べてくれています。

 

研究によると…

  • 結婚1年後は、結婚前に同棲していない夫婦の方が離婚率が高い。
  • 結婚5年後は、結婚前に同棲していた夫婦の方が離婚率が高い。

だったんだとか。

 

結婚5年後は、同棲をしていた夫婦の方が離婚率が高いってのは、意外ですね。同棲をしていた方が、短期的にも長期的にも離婚率が低くなりそうなイメージがありました。

 

同棲しないで結婚した場合、1年後に離婚しているのは、そのまんま「結婚してみたら、なんか違った」というのが理由でしょう。

 

それに対して結婚5年後に、同棲していた夫婦の方が離婚率が高くなるのは、おそらく同棲までしているのに結婚しないのは、「結婚に踏み切れない理由があって、結婚生活をしている間に気になってしまうから」ではないかと推測しています。

 

しかしこの結論は、少し古いデータでの検証結果によって導き出されています。昭和の価値観では、「同棲がイケナイこと」とされていて、同棲なしでいきなり結婚が当たり前だったんですよね。

 

そんな社会通念があったにもかかわらず、同棲をするカップルっていうのは、結婚に至れない理由があったからじゃないかと。

 

つまり同棲していた夫婦は5年の結婚生活で、結婚に至れなかった理由が、また出てきちゃうんじゃないかと。

 

大葉
現在の価値観では、結婚前の同棲も一般的なので、スタンフォードの研究は当てはまらないかもしれませんね。

 

どんな結婚すれば良いのか?

 

結局どんな結婚するのが正解なのでしょうか。バージニア大学が正解を導き出してくれています。

 

それによると…

  • 結婚相手の体験人数が少ない
  • 結婚式の招待数が多い
  • 子供は結婚後に作る

と、性関係の話が多めとなっています。

 

大葉
たしかに結婚式に招待する人が多いのに、経験人数が少ない人って、良い人そうですもんね笑

 

なんで体験人数が少ない方が良いのかというと、体験人数が多いと過去の人と比較してしまうので、どうしても不満が出てしまうからなのだそう。

 

なんで結婚式の招待数が多い方かというと、そういった友人は、離婚の危機などに助けてくれる可能性が多いからなのだそう。共通の知り合いがいると、破局する確率が高くなるというデータもありますんで、その辺が関係してくるのでしょう。

 

さらに結婚後に子供を作った方が幸福感が44%も高くなるそうです。

 

結婚と結婚指輪

 

結婚指輪は、お給料の3ヶ月分の金額の物を買えという通説みたいなものがありましたよね。あれは、本当なのでしょうか。

 

エモリー大学の経済学者ヒューゴ・M・ミアロンが調査したところによると、高い結婚指輪は、買わない方が良いみたいですね。

 

その研究では、3000組の夫婦を統計処理してくれていまして、結婚指輪と離婚率の関係を調べてくれていて、高い結婚指輪を買った夫婦の方が離婚率が高かったのだそう。

 

具体的な値段で言うと、2000ドル〜4000ドルの結婚指輪を買った夫婦よりも、1000ドル以下の指輪を買った夫婦の方が結婚生活が長く続いたのだそう。

 

つまり給料の3カ月分の値段のする、結婚指輪は、買わない方が良いってことですね!

 

大葉
なんとなく高い結婚指輪を買った方が、サンクコスト効果的に関係が長持ちしそうだなーと思っていたので、意外ですね。

 

(サンクコスト効果は、ギャンブルで高いお金を注ぎ込んでしまったために後に引けず、もう1ゲームやって、お金を使い過ぎてしまうみたいなやつ)

 

なんで高い結婚指輪を買う夫婦は、離婚率が高くなるのかというと、「高い結婚指輪を買うカップルは、見栄を張る傾向にあるから」とのこと。

 

見栄を張る人は、結婚指輪以外ところでもお金を使い過ぎてしまうので、お金がなくなることで、夫婦間にストレスが生まれるのだそう。

 

ちなみに結婚式でも同じことが分かっていて、リーズナブルに結婚式をあげたカップルの方が長続きするそうなので、ご参考までに。

 

結婚と子供

https://yuchrszk.blogspot.com/2016/11/blog-post_3.html?m=0

 

子供がいた方が、夫婦生活の満足度は上がるのでしょうか。

 

2003年に行われた研究によると、子供がいない人に比べて、子供がいる人は、結婚の満足度がちょっとだけ低いそう。

 

しかも満足度は、子供の数が多いほど下がるそう。

 

つまり子供は可愛いけど、手間と自由とお金を投げうってまで作る必要はないんじゃないかと。

 

しかも満足度は、男性よりも女性の方が下がります。おそらくは子育ての負担が女性の方が多いことが原因かなーと。

 

結婚とペット

 

結婚相手と上手くやっていきたいなら、やっぱりペットが最強かもしれません。

 

フロリダ州立大学の研究では、結婚相手と動物の写真を一緒に見てもらったところ、結婚生活の質が上がったのだそう。

 

これは動物の写真と結婚相手のイメージを結びつけているからなんじゃないかと。

 

つまりペットを飼えば、ペットの良いイメージが結婚生活に乗っかってくるので、その分満足度も上がりやすいよねっていうこと!

 

最適な独身とは?

 

稼いでいるなら独身でも良いかもね

 

マイアミ大学が調査したところ、災害などでメンタルが悪化しやすい順に並べると…

  1. 稼いでいない独身
  2. 既婚者
  3. 稼いでる独身

ということで、稼いでいれば、独身でもメンタル的に安定するんじゃないかと。

 

結婚のメリットは、安定的なコミュニティとコミュニケーションが得られること。

 

つまり結婚をしたからといって、コミュニティやコミュニケーションが減ってしまう場合は、デメリットの方が大きくなってしまいます。

 

なので稼いでいて、コミュニティが十分にある人は、結婚しなくても十分幸せかもしれませんね。

 

結婚しない方がいい人とは?

 

どんな人が結婚に向いているのかをオークランド大学が研究してくれています。

 

「対人トラブルが苦手な人」は、結婚しない方が幸福度が高くなります。

 

反対に、結婚に向いている人は、「対人トラブルを、あまり気にしない人」だそうです。

 

やっぱり結婚って、他人と暮らすワケですし、相手の親とも親戚になるワケですから、少なからず対人トラブルが生まれるのでしょう。

 

「対人トラブルが億劫でしょうがないんだ」という人は、独身でいるのが正解なのかもしれません。

 

 

まとめ

 

結婚のメリットとデメリットを比較してみて、メリットの方が大きければ結婚すればいいし、デメリットの方が大きそうなら結婚しない方が良さそうですね。

 

現代では、ネットもあるので、いろいろなコミュニティを持ちやすいということを考えると無理に結婚する必要はないでしょう。

 

また関係の良い結婚生活から得られるメリットが大きいことも確かかと。

 

結婚をしなかったとしても、最低限の人間関係を築く必要はあるので、コミュニティにら参加しつつ、もし良い人がいたら結婚すても良いかなぐらいのスタンスでいると、楽でいいかもしれませんね。

>書いている人、大葉せんせいとは?

書いている人、大葉せんせいとは?

ブログ月間5万PV。テレビ局勤務で、科学好き。調べたことをまとめている。

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